---本編スタート♪---
(今回長すぎw
さてさて、
前回書いたとおり、
東京裁判は日本の指導者を晒し首にするために行われたわけですが、インチキとはいえ裁判という体裁を保つためには、連合国側からばかり裁判官を出すわけにも行かないので、植民地代表としてインドから
パール判事が任命されたわけです。
パール判事は、そもそもこの裁判に懐疑的でありまして、任命を拒否するという選択肢もあったわけですが、
法の真理を世界に示そうと決意しあえて受けたわけであります。
東京裁判は「平和に対する罪(A級)」という
当時無かった法律を後から作って裁くというとんでもないものでした。
これはつまり、今日国会で「ガソリン車使用禁止法案」を可決しておいて、昨日までガソリン車に乗っていた人たちを逮捕し裁判で有罪にしてしまう、ということです。そんなことしたらいつでも誰でも犯罪者になってしまうわけですから、過去も現在も禁止されていることなのです。。。
更に、「通常の戦争犯罪(B級)」についても、連合国側の戦争犯罪は一切裁かれず、しかも被告側に有利な証言や証拠は提出を認められないという有様でした。
更に更にあきれることに、
「平和に対する罪(A級)」は、1928~1945(1931満州事変から1941大東亜戦争)における世界征服の共同謀議というとてもとてもありえない訴状でした。
1928といったら、東条英機なんかまだ大佐でして、共同謀議が仮にあったとしても中に入れるほどの身分じゃない!1928~1945の間に内閣は18回も変わっており、訴追された28人のA級戦犯の中には会った事もない人がいる始末。。。
こんな暗黒裁判を、現代の日本人はありがたく頂戴しているわけですから情けない。
日本は悪い事したから裁かれた、というのは正にGHQが生み出した戦後の価値観です。そうやって日本人に贖罪意識を持たせ続けようとしたわけで、その作戦は正に大成功。
しかし、この腐りきった世界にパール判事は敢然と立ち向かいました。
なんと、
被告人全員無罪という判決書を提出したのです。勿論、多数決によって
結果としては全員有罪となったわけですが。
パールは死ぬまで何度も日本を訪れ講演を行い、デマゴーグにより洗脳された日本人の洗脳を解こうと努力しました。「欧米列強の圧力に対しやむなく戦争という手段を取ったにすぎない」これが彼の主張でした。
そして講演の中で彼は
日本は武器を持って無類に勇敢だったが、平和主義を守ることでも無類の勇気を世界に示して頂きたい
と語ったのです。
ここを毎日新聞は、「平和憲法を・・・」と要旨として書いてしまい、中島が勝手に「パール判事は憲法9条を擁護した」と宣伝したわけです。残念ながら「平和憲法」と言ったのか「平和主義」と言ったのか、一次史料は残っていません。平和主義と書いたのはパール判事がもっとも信頼した日本人である田中正明氏による「平和の宣言」です。
状況的にも、憲法9条を擁護したいのなら、「日本は武器を持って無類に勇敢だった」などと書くわけがないですね。なにせ武器を持つこと事態を忌避するのが憲法9条ですから。その他にも、言葉的に「平和憲法」という概念が当時なかったこと、などを小林よしのり氏が解説しています。
彼は、日本の状況を「半独立」にすぎない、と語っていましたし、欧米こそが侵略者である、と語っていました。判決書の中にも講演録の中にもどこにも日本の道義的責任を責める記述は見当たりません。
そもそも、
道義的責任っていうのは、自分が自分に対して感じることであって、他人がとやかく言うことじゃないし、他人が罰を与えることでもないわけです。
前回書いたように、東条は国民に対する道義的責任を十分に感じていたわけです。
翻って、パールは決して情による判決を行ったわけではなく、
法の真理に照らして無罪なのだ、と語っています。今日、保守派の中にも、「パール判決書は政治文書だ」と言う人がいますが、仮にパールが政治的思惑を持っていたとしても、判決書自体が法の真理からズレていない以上、それは「政治文書」と言ってはいけないでしょう。それはパールへの侮辱以外のなにものでもありません。
ほんとうは論理的には既に決着済みのこの論争なんですが、その後もTVやアホな学者どもが中島を持ち上げてデマの流布をしているため、小林よしのりと八木秀次が徹底反論しているという状況のようですね。(今月発売の正論では、小林八木両氏の再度の論文が載り、東谷暁が横から余計な口出ししてますw)
確かに、
何も分からない人がぱっとTVつけてNHKなんかでパールについてうんぬんってやってたら、ふつー信じちゃうよね?^^;まさか、NHKがデマ流してるとは思わんわけで。。。
従軍慰安婦のときもそうだったけど、デマも続けていくうちに既成事実化しちゃうわけで、これにはうちも看過できません。よって、こ~んな長文日記となりましたw
まぁ、ここまで読んだアナタにまず大感謝><b
あとは、東京裁判史観にだまされない事を希望します
PR