みなさんこんにちは^^
多分、これは以前書いたはずですが、重要なので^^;
ヒューマニズム(人間主義)
人間には、生まれながら正しい知性が備わっている
20世紀にとっくにケリがついたと思われていたこの
恐るべきイデオロギー。
人間の知性を賛美するこのイデオロギーの怖さ、実はほとんどの人が知らなかったようでとても残念なことです。
① 私は選ばれた権力者である
② つまり、私は正しいから選ばれたのである
③ 私は正しい、つまり正しい知性を持ち合わせている。つまり人間である
④ なので、私の主張に異を唱えるものは正しくない。
⑤ 正しくない、つまり正しい知性を持ち合わせていない
⑥ 正しい知性を持ち合わせていないということは、人間ではないに等しい
⑦ 人間ではないものは殺してしまって構わない
この恐るべき理屈によって、とんでもない数の人間が粛清され殺されたわけです。
人類はこれを教訓にしてファシズム(全体主義)と闘った・・・はずでした。
ファシズムは打倒され、現代では少しの国を除いて駆逐されたのに、ヒューマニズムはファシズムをスケープゴートにして生き残り、90年代に出てきた価値相対主義を隠れ蓑にして、現代にまさか蘇るとは!
ヒューマニズムとファシズムはとても親和性があり、正しい主張に異を唱えるとは何事だ!この非国民め!と大声で叫ぶともはや誰も反論できない空気が出来上がってしまうわけです。
今回のコロナ風邪に関連すると、「他人にコロナをうつしてしまうような行為は慎むべきだ!」「子供が家で我慢しているときに大人がパチンコに行くとは何事だ!」といったように、一見すると正しい主張(しかし全然無意味な主張)に完全に酔って相手に押し付けてそれに従わない者にはバッシングを浴びせるという、ヒューマニズムとファシズムの合体技にはホントに辟易しますね^^;
『新しい生活様式』などという気味の悪い言葉まで生まれ、
従順な家畜は異を唱える者に対し恐ろしいほどの憎悪をぶつけてくるわけです。
我々は今後、仮に普遍的な正しい主張というものがあったとしてもそれを他人に押し付けて全ての人間に同じ価値を強要することだけは絶対に避けねばなりません
そして、普遍的な正しい主張などといういかがわしいものが出てきたときは、必ず批判的精神を持って冷静にそれを分析する力を身に着けておかなければならない
と、アタクシはそう思います。
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