---本編スタート♪---
さてさて、、、
もう一本w
今日はですね、、、マヂメに、、、
童話でも書いておきたいのです><b
コホン
むかしむかしのそのまた最近
とある場所に小さな村がありました
その村には守り神がおりまして、そのおかげで村人たちはお気楽極楽な生活を送っていました
この守り神さまがはじめてこの村を訪れたとき、村人たちは悪魔が現れた!!!と思って必死に戦いました。。。が、さすがに神さまにはかないっこありませんでした。村人たちは神さまにコテンパンにやられてしまいました
ところが、この神さまは「悪いのはいくさをけしかけた村長である。だから村長を殺せばあとは責任を問わない。」とおっしゃったので、村人たちは喜んで村長の首を神さまに捧げました。
そして、この神さまはすっかりこの場所が気に入り、以来、この村の守り神となったのであります
しかし、この神さまは無類の女好きでありまして、ときたま村の若い娘をさらったりするのです。ところが、、、その娘の家族以外の村人たちはあまり関心を示さず、とりあえず守ってもらってるからあまり逆らわないほうがいい、といった風でした
そんな折、隣村の村人たちによって村の娘がさらわれる事件が起こりました
村の新しい村長は何度も隣村に行って話し合いをしましたが、娘を返してはくれませんでした。そこで村長と村人たちは、守り神さまにお願いに上がったのです
ところがところが、守り神さまはなんとまったく娘を助けようとせず、いつも「そのうちやるからw」と言っているだけでした
そうして村の事件をほっぽらかしにしておいて、なんと遠く川の向こうの村に対し、「なにやら神をもあやうくさせる武器を作っているらしいからこらしめてくる」などといって、村に対し軍資金をよこせとせまったのです
川の向こうの村とは、全然揉めていないばかりか友好関係にあったため、村長は少しとまどいましたが、、、
隣村のさらわれた娘の問題があるから、ここは神さまの言うとおりにしよう
と、あっさり軍資金を出してしまいました。
そして、その川の向こうで守り神さまは、いくさをおこなうだけでなく、いくさに関係のない子供や女や老人を次々と殺してしまい、それを「誤って矢が当たってしまっただけ」と開き直っていくさをやめようとしませんでした
しかし、戦っているのが自分たちではないのですから村人たちはそれを気にも留めませんでした。村長も、隣村の問題があるから守り神さまについていくしかない、と開き直っていました
この川の向こうのいくさが終わったとき、村では次こそ隣村の問題を片付けてくれるはず、と思ったのですが・・・・・
なんと!!!
神さまは、隣の村の守り神と話し合いをし、さらわれた娘のことは問題視しない、と裏で取り決めてしまいました
娘の家族は落胆しましたが、他の村人たちはそれ以上関心を持つことはありませんでした。そして、村長もまた、「話し合いにて解決する」と、自分でもできっこないと思ってるようなことを言ってあとは知らんぷりとなりました
やがて娘の家族はいなくなり、村にはそんな記憶もなくなり、、、やがてその村は消えてなくなりましたとさ
おしまい by vorg
*これはジャポ地方に伝わる昔話を童話にアレンジしたものです。ここにはさまざまな問いかけがあるように思えませんか。果たして守り神さまはいざというとき村を守ってくれるでしょうか。村人たちは自分たちの安全のために川の向こうの村人を犠牲にしてもよいのでしょうか。家族ではないといえども、同じ村の娘がさらわれて自分たちで助けようとは思わなかったのでしょうか。自分が楽しければ他人の不幸はどうでもよいといえるでしょうか。などなど。。。