みなさんこんにちは^^
もう既出かもしれませんが、ACのオプションの『Lock onboard camera to horizon』とACCの『水平にロックする』について、ちょっと説明しておきたいと思います。
これ、普通にプレイしてたら何でこんな機能付いてるのか意味不明だと思うんです。
ACCより
こんな感じや、
このように、カメラが水平を保とうとするため、坂の昇り降りの際にとても視界が悪くなってしまうんです。こんなんいるか?って思いますよね。
実はこの機能、
VRでプレイする際に必須になる設定なんです。
どういうことかというと、
ふつー、レースゲームの視点というのは実はシートに固定されているんです。
ですので、凸凹路面を走って車が跳ねると画面上では車が動くんじゃなくて景色がガタンガタンと動くわけです。これは車体とカメラが一体化しているためです。
基本的に全てのレースゲームは通常モニタであればこうなってます。
これは画面が安定する一方で、クルマがどれくらい傾いてるかイマイチ分かりづらく車の進む方向が分かりづらい仕様になっています。
ACとACCの『水平ロック』の設定は、視点がヘルメットに固定されるんです。ただし、正しく機能するためにはVRでないとうまく行きません。
通常モニタだと、坂の昇り降りで視界が悪くなるってだけで、常に水平を見ようとするカメラにしかなってないんですが、
VRだとヘルメット固定カメラになる(厳密にはヘルメットの上下左右の動きに対応しているわけではない)ため、凸凹路面を走って車が跳ねると画面上では景色が動くんじゃなくて車がガタンガタンと動くんです。
もう少し説明すると、
クルマがロールしたときに、上記設定をした状態でVRでプレイすると画面上で車体がロールするんです。ロール量がグラフィカルになるのでプレイヤーは車の姿勢が良く分かり、次にどの方向に進むかが把握出来るようになります。
なんでこんなことに気付いたかというと、
GTSport(GTS)のVRがそうだからです。GTSのVRモードでは車が上下左右に激しくピッチやロールするのが見られるため、ドライブフィールが掴みやすく本当に運転しているような感覚を得ることが出来ます。
さすがGTだなぁと思ってて、ふと「ACにもその設定あるんじゃない?」と思って辿り着いたのが上記のオプション設定でした。
これを行うと姿勢が良く分かるので運転しやすく、次に進んでいく方向が理解しやすくなるんですが、
ちょっと問題があります。
GTSとACのこの機能(ヘルメットに取り付けられたカメラ)は、ちょっと動きが大きすぎる。完全にヘルメットに固定されておりちょっと斜体が揺れすぎるわけです。(スライダー調整出来ない)
なぜ問題かというと、通常自分の身体は車に乗っているためある程度は車の動きと同期しているはずだからです。
実車に乗っていても、GTSやACほどのピッチやロールを視認は出来ていないはずです。それはある程度車の動きに合わせて人間の頭も動くからなんですね。
ところが、ACCはそこが進化していて、この車体の揺れる量をスライダーで調整出来るわけです。
このおかげで、普段自分が車を乗っているときどれくらい揺れを感じるかをスライダーでジャストフィットさせることが出来るわけです。
GTSやACにはこの機能が付いていないため、最大限の動きでピッチやロールを表現してしまうので、とても車体が軽いように見える問題を抱えています。
ACCでのVRにおける水平ロックオプションは50~75%くらいが丁度良くなっていて、とてもドライブフィールが良くなりますb
ACCはGTSやrFactor2に比べて、タイヤのゴムの効き始め滑り始めあたりの幅が狭いため通常モニタやVRでも上記チェックを入れないと、おそらくほとんどのプレイヤーが「なんかACCって動きが硬くない?」と感じるはずです。グリップの出し入れも相当な慣れが必要になります。
ところが、ACCをVR起動して『水平ロック』を75%くらいで設定すれば、とんでもなく操縦性が上がり、ACCの挙動の良さが浮き彫りになってきます。
GTSがVRでとても操縦性が良い一方で、揺れすぎる斜体(GT3カーなんかでもかなりピッチ&ロールする表現になってしまう)に違和感を感じる人は少なくないはずです。
とはいえ、通常モニタだとさっぱり揺れない車体のため、何だか車のゲームをやっているような気がしなくなってきます。
これについては検証動画を撮ってくる予定ですb
ACCをVRで『水平ロック75』
これはかなり面白いですb
75%っていうのは人それぞれ丁度イイレベルがあるでしょうから各自調整で。
PR