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アカデミックスタイル : いじめ その1

2017-01-04-Wed 00:22:22 │EDIT

みなさんこんにちは^^

いじめが原因で自殺してしまう子供の報道を聞くたびに胸を痛めていまして、これは大人の責任として何とかしないといかんなぁと。

そこでアカデミックスタイルできちんとまとめておこうと思います。

インターネットという折角のオープンフィールドがあるんだから、色んな人が色んな意見を書いておいてそれをいじめられた子供が読んで、自分にとって一番納得できそうなものを読んでそれで自殺を思いとどまる、そんな社会を用意しておいてあげたいなぁと。

というわけで、何回かに分けて書き留めていきますので、いじめられている子がもしここに辿り着いたらですね、役に立つか立たないかは別としてこのシリーズを最後まで読んでいただければ。

以下、本編へ




ーーー本編スタート♪ーーー


順序立てていこうと思います。

まず今回は、いじめの原因は一体何なんだというお話。



よく『いじめはいじめるほうが悪いに決まってる!』とか『親の育て方が悪い!』とか言われますよね。勿論、それはそれでその通りなんですが、それは割と枝葉の部分でして。

いじめの根本的な原因は、『子供の社会がいじめを許容している』ということなんですね。

本来、こういうことは社会学者が言及しなければいけないことなんですが、、、まぁ、社会学者なんて奴らは大概が小難しい単語を並べて煙に巻くのが仕事ですから期待してもしょうがない。


そんな冗談は置いといて、


『子供の社会』というものがどういうものかというと、『大人の社会の縮図』になるんですね。子供は大人の考えを、知らず知らずにコピーしてしまいます。

つまり、大人の社会がいじめを許容していれば、子供の社会はいじめを許容します。

なので、大人の社会がいじめを許容しているかどうかを精査すればいいわけです。


考えても見てください、アメリカがイラクに戦争を仕掛けるとき、賛成派は「中国や北朝鮮の問題があるから今はアメリカについていくしかない」と言ったわけで、それを多くの日本人が支持したわけです。日本が主体的に、イラクに対して外交を行いその上で戦争やむなし、と判断したというならまだしも、アメリカについていくしかないから戦争しますって。。。

しかも、あの時点で大量破壊兵器は見つかっておらずテロ組織と繋がる証拠もなく、戦後も結局大量破壊兵器はなかったことが分かったし、テロ組織とも繋がっていなかったことが分かりました。

こんなのアメリカによるいじめでしかないわけで、それに「中国や北朝鮮の問題があるから」ついていったっていうね。

いじめを許容している大人が子供を育てるんですから、それをそっくりそのまま子供はコピーしちゃうわけです。


そう言うと必ず『それとこれとは話が違う』という反論が来ます。


ところが、『それとこれとは話が違う』という部分までも子供はコピーしちゃうんです。

日本全国の小学生に『いじめは悪いことだと思うか』というアンケートを取ったら、よほどのひねくれたガキは別としてほとんどが『はい』と答えるわけです。

しかし、

いざ実際に自分がその立場に立った時、今まさに自分がいじめられるかいじめられないかの場面に至ったとき、積極的にせよ消極的にせよ保身のためにいじめを許容してしまうわけです。

そのとき、子供はこう考えます。『それとこれとは話が違う』と。

一般論として、いじめは悪いということは分かっているが、今自分が置かれている状況は話が違うと。一般論どおりとはいかないんだと。そういうことになるわけです。



分かりやすくジャイアンとスネ夫とのび太に例えてみます。(スネ夫スマヌ



スネ夫は『いじめは悪いことだ』ということは十分わかっています。ジャイアンはのび太をいじめていて、スネ夫に対し「おまえも一緒にのび太をいじめろよ、な!」と言ってきました。スネ夫は、もし今自分がのび太をいじめないと隣のクラスの番長にいじめられたときジャイアンに助けてもらえないかもしれないし、もしかしたらジャイアンにもいじめられるかもしれません。勿論、いじめは悪いことだしいじめに加担することは悪いことだということは分かっていますが、いざ自分がその立場に立ったこの状況は『それとこれとは話が違う』と考え、いじめに加担してしまった。

ということです。




アタクシは、もう昔っから『アメリカについていくべきではない』と言っていますし、それは左曲がりの思想ではなく、『自分の国は自分で守るべし』と思っています。

思ってはいますが、いかんせん世の中はほとんどの人が『アメリカについていくべき』と言っているし、『自分の国はアメリカに守ってもらう』と思っています。

民主主義というルール上、アタクシは少数派なので仕方なく従ってはいますが、これじゃぁいじめはなくならないよね、とだけは皮肉ってます。



というわけで、



大人の社会がいじめを許容しているうちは、子供の社会はいじめを許容してしまうので、いじめを根絶することは出来ないでしょう。



ひとまず、いじめの根本原因が分かったところで次回へ

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