ーーー本編スタート♪ーーー
学校なんか行かなくたっていいんです。自分で勉強してちゃんと卒業の資格を取得したりできますから。そんなの気にしなくてもいい。
だけど、
孤独なんです。
なんたって親すら信用できずに部屋に立て籠もるわけで、最初のうちは親も懸命に声かけるでしょうが、そのうち諦めてしまうかもしれません。
親も学校も信用できない、友達もいない、インターネットでは孤独を埋めることは出来ない。
こんな状況で人間は耐えられるのか、というとかなり難しい問題です。
んじゃどうすんだよ!ってことなんですが、
日本の教育は割とうまくできていて、3年ごとに環境が変わるんですね。
小学生は6年ですが、深刻ないじめなどは高学年からでしょうから、長くても3年我慢する。
3年後に復帰することを目指して勉強だけはしておく。環境が変わったら頑張って学校に行ってみる。そんな方向で行くのがベストだと思います。
3年も学校から遠ざかったら復帰出来ないんじゃないか、と思うかもしれませんが、実は中学校では
保健室登校というのも認められていて、どうしても教室まで行けない子供は保健室で自習して時間になればそのまま下校できるんですね。
河中ではもう当たり前のように採用されていて、しかも卒業後、ちゃんと高校にも通えているとのことです。
3年も経つと、周りの子供たちも成長し、環境は大きく変わりますからいじめもいつしか解決しているかもしれません。勿論、そんな奴らと仲良くする必要は全然ありませんが、反省する可能性がゼロとは言い切れません。子供なんてそんなもんです。
ほんとは、いじめなんて初期のうちに大人がゴツン!と子供の頭をぶん殴れば解決しちゃったりするんですが、今はそういうの禁止されてるから歯止めが効かないだけなのかもしれないんです。
でも、子供にとって3年は長すぎるかもしれません。
自分の存在意義を見失うかもしれません。自分なんていなくたって世界は何も変わらない、そんな風に思うかもしれません。
これって割と大人になってから誰しも考えることなんですが、まだ子供の段階でこれを考えてしまうと耐えられないかもしれません。
そこで最後にひとつアドバイスを。
『世界はひとつ』『宇宙はひとつ』この考え方、間違ってます。
もう既に以前書きましたが、
宇宙はひとつではありません。
宇宙というのは
『概念』に過ぎないので、一人一人が頭の中に思い描いているものです。
つまり、
人間というのは自分の頭の中にある宇宙に住んでいる生き物
なのです。
これは逆に言うと、
自分の宇宙にはひとつだけ絶対に正しい定義があって、
自分が存在しないとその宇宙は存在しない
ということです。
自分がいなくても世界は変わらない?そんなことはありません。あなたが消えてしまえば途端にあなたが住む世界は消えてなくなってしまうのです。
自分の外側にある物質世界は、そもそも正しく認識できているわけではないので、人間が人間として生きていくためには割とどうでもよく、大事なことは自分は自分の宇宙に住んでいる、という事実です。
つまり、誰も言ってはくれませんが、
全ての物質はあなたを必要としている
ということです。
さて、これを聞いてどう思うかは自由です。そこまで指示したいわけではありません。
しかしアタクシはこう思います。
自分は生んでくれた親に感謝しているし、一緒に育った兄にも感謝しているし、自分を育んでくれたこの大自然にも感謝している。なにかやむなき事情により自分が消えてしまうというならまだしも、自分で自分を消してしまってこの世界を消してしまうのは、少し申し訳ない気がする。宇宙の中心が自分であるならば、最後の最後までこの宇宙とともに存在し続けたい。
通常、子供には難しい思想哲学とも思いましたが、子供をなめちゃアカンと思って書きました。
いじめを苦に自殺する子供がいなくなることを願って
アカデミックスタイル 第一部完
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